やっぱりフランス音楽が好き [音楽]
ここのところ、全く音のない生活が続いていた。
家の中に音が無いと、外の音がよく聞こえる。
それはそれで心地よい。
と、思っていた。
と同時に
どこかで落ち着かない気分でもあった。
何か、所在無い感じ。
そんな毎日にちょっと変化をつけるべく
たまには音楽でもかけてみようかな。
と思って手にしたのはこの一枚。
……。
なーんだ。
これが必要だったのか。
すーーっと、心が落ち着いていくのがわかる。
やっぱり私には音楽が必要らしい。
意地張ってないで
そのくらい楽しむべきなのかもしれない。
こういう時、精神を落ち着けてくれるのは
小編成のフランスものなんだよね。
不思議なことに。
ボサノヴァとかもいい。
あの独特の和音構成には何かしら鎮静作用があるのだろうか。
寒い国からこんにちは [音楽]
私が訪れたことのある、最北の地。
白ーい!
寒さを通り越して身が研ぎ澄まされる感じ。
ところでこれ。
Dvorak/Schubert: Sym No9 & No8
- アーティスト: Rozhdestvensky/Mravinsky
- 出版社/メーカー: Yedang
- メディア: CD
何故?
さあ、何でやろ。
なぜか聴きたくなって、新世界。
何故か、ロシアのオケ:USSR盤。
意外とねえ、いいんですよ、これが。
そんでもって
新世界のクセに、寒々しい冷気が部屋一帯に送り込まれる。
ロシア人って、凄いなあ。
どんな国のどんな曲をどんな場所で演奏しても
きっと
彼らの音は寒いに違いない。
「寒い国へようこそ。」
と、言われている気分です。
2006.01/Praha
ピアニストの死 [音楽]
羽田健太郎さんが亡くなられたそうで.
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=mai&aid=20070604i503
衝撃でした.
ご冥福をお祈り致します.合掌.
Von Voyage!! ~イベール「寄港地」 他~ [音楽]
音楽の浄化作用 ―Mozart Concertos for 2 & 3 Pianos― [音楽]
Mozart: Concertos for 2 & 3 Pianos
- アーティスト: Wolfgang Amadeus Mozart, Saulius Sondeckis, Lithuanian Chamber Orchestra, Eliso Konstantinovna Virsaladze, Nikolai Lugansky, Tatiana Nikolayeva
- 出版社/メーカー: Moscow Studio Archive
- 発売日: 2005/01/04
- メディア: CD
たまには,モーツァルトなぞ聴いてみる.
とげとげだった心が少しずつ少しずつ,
氷が融けるようにゆるやかに
ほぐされていく.
ああ,少し疲れたよ.
昨日はそんな気分の一日だった.
仕事上での事件(という程でもないがトラブル) 勃発.
全く,とんだとばっちりだ.
えらそーに言い放ってるけど,お門違いですよ.
と,言いかけたけど,一応自制.
ただでさえトラブルメーカーなのに,これ以上心証悪くすることはやめとこう.
帰宅後
プライベートで運送会社と喧嘩寸前.
頭の中でヤクザ紛いの言葉が踊ってる.
(密かに今もまだ...)
これ,言っちゃったら終りだよなー...
恐喝で捕まるかも.(苦笑)
ま,あんまりいじめてもしょーがないし,やめとくか.
で,
心の中がぐちゃぐちゃ,どろどろと落ち着かなかったので
モーツァルト.
こういう時は,平静を取り戻してくれる音楽がいい.
すっと,流れるもの.
耳に抵抗無く,身体を通過していくような
あまり自己主張しないもの.
音が流れ出すと,そこから徐々に空気が澄んでいくのが分かる.
まさに浄化.
ああ,
やっぱりこの人は天才だ.
夜中に聴きたい音楽 ~ラヴェル「ソナチネ」~ [音楽]
久々に、午前様でした。
月曜からこれはきつい。。。
しかも、今日は朝から勢いよく
データ確認→打合せ→資料作成→データ校正→電話→打合せ→見積り作成→検収準備→データやりとり→打合せ→スケジュール調整→クレーム処理→データ校正→見積り作成→電話&メールの応酬→出張準備→データ受取→最終タイムアップ、メール来ず。。。
とまあこんな感じで
最近にしては珍しく休む間も無い程中味が詰まっていて、
結構くたくた。
もういいや、寝よう。
こんなときは、しんどい物は聴きたくないもんみたいですね。
疲れたなー、と思ってほっとしたくて、手に取ったのはこの1枚。
ソナチネが好きです。
小品だけれどまとまっていて、ストーリーがあって美しい。
ひそやかに野に咲く花のように、慎ましく清楚なイメージ。
ラヴェルのピアノ曲の中で、唯一レッスンで弾いた曲。
当時は暗譜までしてたんだけどねえ。
いまや楽譜は全く覚えていない。メロディーはわかるけど。
当然指も動かないと思われます。(泣)
あーあ、録音しときゃよかったなー。
あと、ハイドンの名によるメヌエットが好き。
彼の作るゆったりとした3拍子がすごく私の波長に合うらしい。
私のラヴェル贔屓は永遠やね。
ほんとうに、大好き。
流れに身を委ねる。
闇夜を抜けて、どこかへ運んでくれそうな音の波。
何はともあれ、疲労が濃いときにはピアノの音が落ち着きます。
気持ちよくなったところで
さーて、ほんとに寝よう。
おやすみなさい。。。zzZ
シェークスピアの世界 [音楽]
見つけた。
Alfred Reed: Music for Shakespeare
- アーティスト: Alfred Reed, Alfred Reed, Eastern Wind Symphony
- 出版社/メーカー: Klavier
- 発売日: 2005/03/29
- メディア: CD
高校のときにめちゃ嵌っていた音楽。
アルフレッド・リード。
本当に、好きでした。
先日、CD屋でいろいろ物色していて、目に入った。
思わず手に取ってしまったのが運のツキ。
これは、買わずにいられようか。
リードのシェークスピアシリーズが大好きです。
オセロは本当に好きで好きで、
人数足りてないのに友人と共謀して無理矢理押して、
最終的には演奏会でしました(苦笑)
そういうとこは昔から変わんないみたいね。
久々に聴いてみた感想。
退廃的な和音とメロディーの構成がマーラーに似てる。
え。違う?
ま、その辺は各個人の感性にもよりますので深くは追究しまい。
でも。
今聴いてもやっぱりかっこいいわ。
吹奏楽だけの世界で終わらせるのは勿体ないくらい。
リード、あらためて見直しましたです。
もう一回演奏したいな。
けったいでご機嫌なシロモノ [音楽]
今日初めて,こんなものがあることを知りました.
『ミュージックテーブル』
http://www.yamaha.co.jp/product/musictable/index.html
残念ながら,販売終了.
……,いや,あほなもん作ってますねえ. この会社.
こういうのを見ると,世の中平和でいいなあ,とつくづく思います.
こういうお気楽さがどこかで必要なのかの知れません.
ま,
どこかで見かけたらそっと撫でてやってください.
音楽の魔法 ―バッハ イギリス組曲― [音楽]
以前も紹介したことがありますね。
グールドのバッハはやっぱし良いです。
精神安定剤になり得るなあ。
物憂げな響きがいかにもイギリスっぽい
と思ってしまうのは、タイトルに惑わされているのかも。
でも、イギリスの田園風景が目に浮かびます。
派手さは無いですが、心地よい。
時間の止まるような感覚に襲われますよ。
読書のお供にいかがでしょう。
去り行くモノ [音楽]
新たに生まれる物の陰には必ず、消え行く物があります。
この度、ヤマハ銀座ビルは建替えを行うことになりました。
A.レーモンドの設計によるこの建物の中にはホールが併設されています。
実は私、演奏会はおろか、一度も入ったことすらなかった。
本当にあと少しで壊してしまうことになる。
無くなれば、どんなに望んでも絶対聴くことはできない。
そう思ったら非常に残念で、
気がつくと衝動的にラストコンサートのチケットを依頼していた。
初めて体験するこの空間。
間近に見る演奏家たち。
解き放たれる音楽。
非常に、素晴らしい時間でした。
この企画に携わった全ての方々に敬意を。そして、支配人に感謝を表します。
幸せな瞬間をどうもありがとう。
特筆すべきは徳永二男さん。
やっぱりあの人は凄いですね。
渾身のシャコンヌ、圧倒されました。
音に情感が乗って、ダイレクトに心臓まで届く。貫かれる感じ。
いやはや、久々に本当に感動的な演奏でした。
本物に触れることも、たまには必要ですね。
http://www.yamaha-ginza.co.jp/hall.html