気高くも儚き人生 [絵画]
佐伯祐三の絵が好きです。
彼の人生なんて何も知らなかったけど
描き出されるパリの街角の一風景は何故か鮮烈で印象深かった。
この本では作品とともに、彼の足跡を事細かに辿っていく。
彼の夢、熱望、渇き、狂気、生命。
震えるような、あまりにも早すぎる運命。
絵を描く為だけに生きていたような人。
30年しか生きられなくてもこれだけのことはできる。
人生、長さではないよね。
その人が為すべきことって最初から決まってるのかもなあ。
ちょっと感動してしまった。
印象深かったのは、絵に込められた凄みが違うからだったのか。
あらためて見る佐伯の絵は
より美しく私の目に映って
やっぱり
前と同じように大好きです。
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