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絵本のちから [絵画]

イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に行ってまいりました。

http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/

この展覧会、毎年西宮市大谷記念美術館で開催されていて行ける時には足を運びます。

実は昔から絵本のイラストの類が好きです。
海外に行くと絵本を買ってきたりもします。

以前『マドレーヌちゃん』シリーズの紹介をしていますね。
http://blog.so-net.ne.jp/kororonn_archi/2006-03-08
ああいう勇敢でまっすぐな女の子には憧れる。

絵本って、もちろん子供のための読み物でもあるのですが
そこに描かれる世界は意外とコドモ向けではありません。
根が深い社会問題であったり
生きていくための術を身につける過程であったり
精神世界の映像化であったり
ずばり「死」の表現だったり
いろいろ。

子供のときに『面白い』と思って引き込まれた作品も、
大人になってから読み返すとものすごく鋭い風刺だったりして驚くことも。
実はえげつない内容多いんですよね。
よく考えると痛くて怖い(苦笑) 考えちゃいけないのだ。

「絵本」という特性上
簡潔に、できるだけシンプルに構成される為
より一層表現が洗練されて
美しさもかわいらしさも恐ろしさも醜さも際立つのかもしれません。

話がそれましたが
今年も素敵な絵が多くてやっぱり「原画の力」というものを感じました。
印刷されてしまうと曖昧にぼかされてしまう作者のメッセージが
原画からは色濃く漂っています。
紙・画材そのものへのこだわり等、見ないとわかんないものがたくさんたくさん。

やっぱり本物にはかなわねーな、と思うので今回はお土産なし。

たかが絵本、されど絵本。
機会があれば一度覗いてみてはいかがでしょうか。


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