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どうしようもない読後感 [本・ドラマ・映画]

こんなこと言うのもどうかと思いますけど
最近読んだ本の中で一番後を引いたもの。

『凍りついた香り』 小川洋子著

凍りついた香り

凍りついた香り

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 文庫

舞台がプラハだというだけで手に取ってしまったけど
最後の最後まですっきりしなくて、ずっと引っかかりが残ったまま。。。

で、実際はどうやったん?! 

みたいな。

新幹線の中で本気で泣いてしまったのでした。
こういう本は、家にこもってひとりで読むべきですね。

反省。

あ、風景と心象の描写は凄く綺麗です。
浸るにはいい。

ですが、どっぷりつかると現世に戻るのに一苦労かも。


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コメント 8

りく

おお、小川洋子コミュ作ったくせに読んでません・・・!!!
なんか、覚悟して読まないといけないから、なかなか既発表作品制覇ならず。

ちなみに「密やかな結晶」が最初で、一気にとりこに。
「沈黙博物館」と「ブラフマンの埋葬」が早く読み返したいです!
by りく (2007-02-27 18:51) 

ひろころ

>りくさん
もともと小川好きならこれはきっと○だと思いますよー 

「密やかな結晶」。タイトルからして凄そうですね(汗)
また泣くんじゃ。。。
小川洋子、初だったんですけど、ちょっとやられちゃいそうです。
このまま2冊・3冊って続くと見事にはまってしまうかも知れません。
by ひろころ (2007-02-27 22:59) 

本を読んで泣けるってピュアだと思います。
確かに、1人で部屋で読みたいかもね。そういうものは。
そういうものに出会えるのは、いいことだと思います。
by (2007-03-20 04:46) 

ひろころ

>浦島太郎さん
ピュア、かあ。。。 そうだといいんですけど(笑)
まーでも電車の中で泣いちゃうのはダメですね。 第一恥ずかし過ぎる…。
今後は気をつけてお部屋で一人で泣いときます(爆)
by ひろころ (2007-03-20 23:56) 

mimi

ひろころさんも泣きましたか!後半、くくーっと電車の中でこみ上げて、
うるうる涙目でこらえました。引きづりそうです、私も。
プラハが舞台っていうのにも、かなりはまりました。
by mimi (2007-06-12 02:58) 

ひろころ

>みたさん
そういえばレビュー書いてました(忘れてた…^^;)
公衆の面前なのに,こらえきれず,でしたねえ.あー恥ずかしい...
ま,みたさんも同士,ということで(笑)
あの展開は結構こみ上げるものがありますよね.上手だと思います.

舞台設定をプラハにしようって,なぜ思いついたんでしょうね.
景色の美しい街は絵になる,ということかなー(情景描写的に)
by ひろころ (2007-06-12 08:24) 

mimi

私も読みながら、どうしてプラハだったのかって思いました。他の街ならどうなのだろうと考えたら、迷路のように入り組んだ小道の街が、記憶とちょっとリンクするのかしら?と思ったり。未知の言語の国というのもよかったのかなー。
でも、プラハの街の描写を通して、ただ「絵になるから」というのではなく、著者はプラハが好きなんだろうなと感じて、勝手に嬉しかったです(笑)。
by mimi (2007-06-12 12:29) 

ひろころ

>みたさん
間違いなく、著者はプラハが好きなんでしょうね(笑) でなければ選ぶ筈がない。
入り組んだ街裏の路地の風景はカフカを髣髴とさせます。。。
未知の言語という意味ではチェコ語はうってつけかも知れません。
日本人の感覚からすると『異国』の雰囲気が強いように思います。
他の街って、ちょっと想像できないけど。。。ウィーンなら雰囲気的に良いかも。
by ひろころ (2007-06-13 00:04) 

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